AIコーチと挑む:フェーズⅠ・ 実走レポート⓪

第3回 1.週間サマリー(7/14(月)~7/20(日))

指標目標実績備考
週間走行距離40 km43 km計画+3 km
VO₂ max61 (+1)Garmin 推定値
メインセッションLT走 5 km / テンポ 4 km / Ae-steady 10 km+坂すべて完遂ペース・心拍とも設定内
平均ピッチ176 spm174 spm▲2 spm でやや低め
主観疲労 (RPE)6 /10 以下5 /10余裕度あり

2.日別実走ログ

セッション概要走行距離(km)平均Pace平均HR目的
14 月完全休養超回復
15 火Eジョグ+流し(7 km)7.05 : 28136有酸素・フォーム
16 水WU2.5 km → 閾値走 5 km @4 : 07 → CD2 km9.54 : 07
(閾値部)
147→174LT刺激
17 木完全休養超回復
18 金WU3.3 km → テンポ走 4 km @4 : 12 → CD3 km10.44 : 12(テンポ部)149→173LT下~Mペース
19 土Aerobic-steady 10 km @4 : 54 + 坂100 m×4(3 : 28-3 : 47換算)10.04 : 54150スタミナ+スピード
20 日Eジョグ 6.5 km6.55 : 45128リカバリー

3.AIコーチからのフィードバック

3-1よかった点

  1. 強度バランスが取れている
    • 高強度(閾値・テンポ・坂ダッシュ):約 20 %
    • 低〜中強度(Eジョグ・Aerobic):約 80 %
      → “80/20” に近く、疲労が溜まりにくい構成。
  2. 閾値走がしっかり入った
    • 16日 5 km @4 : 07 は HR170 前後で「乳酸閾値」を正確に刺激。
    • 18日のテンポ4 kmでも同様の心拍域をキープし、LTペースが安定
  3. 多様な刺激
    • 坂ダッシュで無酸素+神経系を活性化。
    • Aerobic-steady 10 km で心肺150(最大の72 %)は持久力強化に最適。
  4. 休養をきちんと確保(14・17日)
    • 高負荷セッションの 24–48 h 後に完全休養を置き、超回復を促進。

3-2改善点

課題具体的なサイン改善アイデア
週末ロング不足最長10 km・約50 分止まり① 週1 回 75–90 分 LSD(6 : 00→5 : 45/km)
LTペースとレースペースの差が大きい目標3 : 38/kmとの差 ≈ 29 s① LT走を4 : 00/kmまで段階短縮(毎週−2–3 s)② 2 km×2 @3 : 40/km など“レースペース走”を月2回
クールダウン心拍高めCD 5 : 25/km で HR150 台CDは 6 : 00–6 : 30/km・HR135以下 に落とすと回復が早い
上下動や接地時間がやや大きい坂ダッシュ以外で GCT > 220 ms、上下動9.6 cm腕振りリラックス+骨盤前傾を意識 → GCT 210 ms 台へ

4.今週のトレーニング

4-1トレーニングプラン

 前週のトレーニングをAIコーチに分析してもらい、その分析データから今週のトレーニングプランを考えてもらった。

曜日セッション 距離めやすねらい
21 (月)完全休養超回復
22 (火)テンポ走 5 km @4’10/km + 坂100 m×4WU 2 km → Tempo 5 km → 坂 ×4 → CD 1 km10 kmLT下~Mペース維持+パワー (週で一番重い)
23 (水)リカバリーJog 8 km @5’35–5’458 km乳酸除去・フォーム調整
24 (木)LTインターバル 2 km ×2 @4’05–4’08/km (R=90 s)WU 2 km → 2 km×2 → CD 1 km9 kmLT刺激(中)
25 (金)完全休養 or very easy 5 km0–5 km回復
26 (土)ロングラン 14 km @4’50–5’0014 kmスタミナ+スピード持久
27 (日)Eジョグ+ドリル 7 km7 km週間疲労の整理

4-2各セッションの狙いと実行上のヒント


曜日セッション内容狙い(生理学的刺激)実行上のヒントなぜこの日に配置?
21 (月)完全休養微細損傷の修復・グリコーゲン再備蓄ストレッチ+高たんぱく食/睡眠7 h↑先週末ロング & Eジョグの超回復を最大化
22 (火)テンポ走 5 km @4’10″ + 坂100 m×4WU 2 km → CD 2 km① LT下〜Mペースで持続走能力② 坂で神経系パワー/ピッチテンポ:HR150–170・イーブン 4’10″。坂:80–85%全力/下りは歩き回復休養明けで筋グリ満タン。スピード刺激を先に処理しやすい
23 (水)リカバリーJog 8 km @5’35–5’45″循環促進・フォーム調整鼻呼吸/会話可能ペース厳守強度日間に低強度を挿み神経疲労を抜く
24 (木)LTインターバル 2 km×2 @4’05–4’08″(R=90 s jog)乳酸閾値向上・スピード持久力1本目 RPE≤6.5、2本目フォーム維持。HR150–175bpm火曜テンポから48 h回復→再び強度↑漸進的負荷で適応を促す
25 (金)完全休養 or very-easy 5 km神経 & 筋のリセット走る場合:HR≤130/30 min以内土ロング前の疲労抜きバッファ
26 (土) ロングラン
14 km
@4’50–5’00″
有酸素ベース拡大・脂質代謝前半抑え→後半ネガティブSplit。給水200 ml/20 min週間最大ボリューム;翌日Eジョグで回収
27 (日)Eジョグ 7 km + フォームドリル週間疲労の回収・神経リセット5’45″前後。終了後股関節ストレッチロング翌日のアクティブリカバリー

4-3なぜこの構成か?

火曜木曜土曜
強度LT下+坂(高)LT純粋(中)距離(中‐長)
エネルギー系糖依存70 %糖依存80 %脂質依存55 %
筋損傷レベル瞬発+持続 (中)持続 (中)振動 (高)

→ 異なる刺激を 48 h 間隔で交互投与し、同時に走行距離を週10 %以内で積み増す ―これが「走力 を伸ばしつつ故障を防ぐ」黄金リズムです。

 この構成で1週間を消化できれば、LTペース4’05→4’00/km への漸進と、週50 km台への安全な移行が同時に進みます。疑問や体調変化があれば随時教えてください!

5.まとめ&次回予告

 今回は、AIコーチと一緒に前週のデータを振り返り、今週の練習プランを立ててもらった。次回はフェーズⅠ・ 実走レポート①をお伝えします。お楽しみに!

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