AIコーチと挑む:フェーズⅡ・ 実走レポート⑤

第7回 1.週間サマリー(8/18(月)~8/24(日))

指標先週実績備考
週間走行距離52.7km53.6km+0.9km
VO₂ max6162(+1)Garmin 推定値
メインセッション閾値走(分割)3km+1km×3本/ロング走11.55km(5:29→4:49/km→ラスト:4:31/km)/インターバル1000m×5(Reps: 3:46/3:44/3:49 /3:49/3:45)★閾値走(分割)閾値① 2.51km(10:07@4:02/km) 閾値② 2.51km(10:06@4:02/km)/★1000m×4(1k:3:41/3:41/3:44/ 3:44/つなぎ2:00)ペース・心拍とも設定内

2.日別実走ログ

日付メニュー距離実績ペース / ラップ心拍などひとこと評価
8/18(月)Eジョグ+流し6.6kmE6.00km 5:50/km/流し合計0.6km(70–110m×3、2:50–3:12/km)HR 110→139入り◎。完全Eで抑えて神経系に軽刺激。
8/19(火)アップ+流し→1km刺激→ダウン5.4kmアップ+流し2.4km/1km 4:15(区間1.03km 4:22/km)ダウン2.0km32℃・前日疲労下で“最小限の刺激”。切り上げ判断○。
8/20(水)アップ→流し×数本→閾値10分×2本(間つなぎ)→ダウン10.7kmアップ3.0km/流し0.5km/閾値① 10:07(2.51km=4:02/km)→つなぎ200m(平均2:06)→閾値② 10:06(2.51km=4:02/km)/ダウン2.0km閾値① HR158(max169)/② HR169(max177)28℃でもイーブン4:02/kmで上出来。2本目のHR上昇=妥当。
8/21(木)Eジョグ+流し5.8kmE中心(5.22km/ 5:57/km)+流し3本合計HR 125 / max149疲労抜きつつフォーム確認。
8/22(金)アップ→流し→1000m×4(200mジョグ)→ダウン10.4km1k:3:41/3:41/ 3:44/ 3:44(つなぎ2:00±)1k平均HR:150 → 1694本ともほぼ設定内。後半の落ち最小で質○。
8/23(土)Eジョグ4.0km6:42/km平均HR115/max13828℃・朝食前の回復走。短めで正解。
8/24(日)ロングラン10.5km6:08/km(ラスト5:57までビルド)平均HR 132 /max15132℃でZ2維持。終盤もフォーム安定=耐暑・持久○。

3.AIコーチからの総評と次週への一言

◆総評
 今週(8/18–8/24)は週間53.6 kmを確保しつつ、閾値(8/20)―VO₂(8/22)―ロング(8/24)の三本柱がバランス良く機能。暑熱(28–32℃)下でもポイントは崩れず、特に速い局面でピッチ184–190 spm/接地~199–204 ms/ストライド1.43–1.44 mが安定。E日は十分に抑え(8/23はHR115/6:42)、週後半の質につながりました。ロングは心拍が110→140台へ素直に上がりつつmax151でコントロール。総合評価はA−(内容◎、E日のさらにイージー化と配分の微修正で伸びしろ)。

◆ダイナミクス所見
 E/ロング:ピッチ170–173 spm、接地261–266 ms、ストライド0.93–0.99 m。後半に向けて接地が短縮し、自然にビルド(〜5:57/km)。フォームの“伸び”良好。
閾値&VO₂

  • 閾値10分×2(4:02/km)でピッチ~185 spm、接地~205 ms。上体リラックス+骨盤前傾をキープ。
  • 1000m×4は各本でピッチ184–190 spm/接地199–204 ms/ストライド1.43–1.44 mが再現=スピード持久の型ができている。
    改善余地:疲労時のEで接地>260 msが続く場面あり。最初の10分はさらに-10〜15秒/km緩め、可動域→接地短縮の順で整えると◎。

◆心拍/パワー所見

  • 閾値(8/20)10:07(2.51km)→10:06(2.51km)=4:02/kmをイーブン。**HR158→169(max177)**でLTど真ん中。
  • VO₂(8/22):1k 3:41→3:44(R~2:00)。平均パワー362–367 W帯で安定。後半の落ち幅は最小。
  • ロング(8/24)avg HR132 / max151。暑熱下でもZ2内に収まり、心拍ドリフトは許容(110→140台)。

◆改善策(数字→理由→改善ヒント)

  1. LTの均一化4:02±3–5秒/km×合計20–22分 → 乳酸滞在時間の最適化 → 例:**3km+2km+1km(R=2’)1.5km×4(R=2’)**で“揃える”。
  2. VO₂のレスト固定R=200–250 m or 90–120秒に統一 → 酸素摂取の立ち上がりを揃え、3–4本目の失速抑制。
  3. ロングの配分:前半6:15→6:05/km、後半6:00→5:55/kmに微ビルド/HR145目安 → ドリフト抑制と回復力確保。
  4. E日の徹底HR<140–145・会話可/最初の10分は+20〜30秒/km → 翌ポイントの出力(ピッチ・接地)が安定。
  5. 補給&暑熱対策:発汗量を踏まえ電解質300–500mg/h目安+水分。ポイント日は前夜の睡眠>7hを死守。

◎結論:量=53.6km、質=LTとVO₂の再現性、回復=Eの徹底が噛み合い、フェーズIIの「巡航  力づくり」は順調。次週はLT合計時間を+3〜5分レスト統一のVO₂で“同じ練習量で適応効率UP”を狙おう。

4.次週の練習メニュー

4-1練習メニュー

 先週の練習内容をAIコーチに分析してもらい、分析データから次週(8月25日~8月31日)の練習メニューを考えてもらった。

目的メニュー距離(km)目安ペース/指標合格ライン
月 8/25回復完全休養
火 8/26LT(閾値)アップ15分→流し×3→閾値走20分連続→ダウン12分10-11平均HR 158–170(先週LTと同等)後半10分のラップが±3秒に収まる/RPE≦7。
水 8/27リカバリー超ゆるジョグ 6km+モビリティ10分66:15–6:45/km(Z1)脚が重ければ完全休養でも可。
木 8/28有酸素の底上げE 6km流し 80–100m×3–46-7E: 5:55–6:25/km体感楽。翌日の質に疲れを残さない。
金 8/29VO₂(スピード持久)アップ3km+ドリル1000m×4〜5 @ 3:41〜3:45/kmつなぎ200mジョグ≈2:00)→ダウン2km10–11.5RPE7–8。最後の1本も3:45以内4本余裕なら5本目追加。暑熱/疲労強なら4本で終了
土 8/30回復ジョグ6km(超ゆる)+補強15分66:20–6:50/km日曜へ疲労を残さない。しんどければOFF可。
日 8/31ロング11.5〜12km(前半Z2、ラスト2kmだけ5:50〜6:00/km11.5–12平均HR 130台前半〜中盤終盤ビルドでもフォーム・心拍安定。

4-2練習を行うにあたって

  • 間隔:LTを火曜に置いたので、水=回復 → 木=E+流し → 金=1000mで48h以上の回復を確保。安全に質を2回入れられる配置。
  • 暑熱対策:早朝実施+アップ前に水分300–500ml(Na300–500mg)。LT/1000mインターバルの日は起床直後に糖質少量(ジェル半分やバナナ)。
  • フォーム指標(流し/速い区間):ピッチ185〜190spm、腰高・真下着地、接地200ms前後。先週の1kと同じ感覚を再現。
  • 疲労スイッチ(どれか該当で調整):主観疲労7/10以上/安静時HR+5以上/睡眠不良の場合、火曜日LT=8分×2へ短縮、金曜日1000mインターバル=4本で終了、日曜日ロングラン=距離−1kmに。

5.まとめ&次回予告

 今回も、AIコーチと一緒に今週のデータを振り返りました。閾値走は分割ではありながらも、タイムを揃えること、インターバルでは先週より1本減らしましたがつなぎを2分で揃えることの2つの目標は達成することができました。そして、今週の途中から夕方ランから朝ランに変更して実施してみました。やはり夕方に比べて朝の方が涼しく、ポイント練習の成功率が上がったように感じます。本番のレースも午前中にあるので、引き続き朝ランを実施していきたいと思います。

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